2010年5月5日水曜日

日本の未来は暗い、のか


今日でゴールデンウィークも終わり。
明日からまた気合入れて頑張りましょう、
というそんな夜ですね(^^)。

すさまじく久しぶりのブログ更新です。

本日のNHKのニュースwatch9では、
杉並区の和田中学校で行われている、
よのな科」という授業が取り上げられていました。

これは民間出身の校長先生が、
直々に教鞭をとられている個性的な授業で、
「自分で考える事」を大切にしている授業、
という印象を受けました。

今回の授業では、大学生の就職難について,
生徒たちが意見を交わしていました。

それで、この就職難は社会環境の悪さというよりも、
むしろ大学生による企業の選り好みのような、
「甘さ」を指摘する意見が続出してました。

全ての就職難にあえぐ大学生が
甘いわけではないとは思うのですが、
確かに甘い大学生は多いと思います。
とりあえず僕は耳が痛かったです。
みなさんよく見ていらっしゃる……。

そのような様子で、
自分の将来をしっかり考えるきっかけになると思われる、
非常に興味深い授業だったのですが、
気になる点もありました。

それは、校長先生が、日本の景気が良くなることはない、
というようなことをおっしゃっていたことです。
中学生たちの人生をよりよいものにしようとお考えの方が、です。

確かに現実を見れば、
広がりを見せる国内の経済格差や景気低迷、
少子高齢化やアジア諸国の急成長など、
日本のおかれている状況は楽観視できるものではないでしょう。

でも、僕は大人が、しかもあんな素敵な教育を実践されている方が、
日本の未来は暗い、と言いきられていることが残念でなりませんでした。

「日本の未来は明るい」と教えろ!という気はさらさらありませんが、
「日本の未来は暗い」という意識の種を植えるのはどうでしょうか。

日本の未来が明るいか暗いかなんて誰にも分からないはずです。
ここのところうまく行っていないからって、
絶対悪い方にしか行かない、とは決まっていません。

「日本経済は悪化の一途」という風潮が漂っていますが、
それを打破するように努めていくことはできると思うのです。

その一歩として、大人はこの国を悲観することをまずやめるべきだと思います。

この記事をご覧いただいた方にも、ぜひお考えいただきたいです。
もし、この国の将来をネガティブに考えていらっしゃったら、
もし、若い世代にネガティブな日本の未来を予言していらっしゃったら、
そしてもし、この国の明るい将来を願っていらっしゃるようでしたら、
悪い将来ばかりを予想することからまず、やめてみませんか。

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