最近話題の「口蹄疫」。
牛や豚が万の単位で殺処分されると言うのはやはり衝撃的です。そんな大量の命が人間の都合で殺されるというのはやはり悲しいことです。
テレビに宮崎で食肉用の家畜を育てている農家が出ていました。そこで語られたのは、殺処分への悲痛な思いでした。
私はどちらかというと経済的な打撃の方にしか目が行っていなかったのですが、農家の方のお話では命を無駄にすることに重きがおかれていました。
今回の問題は悲しい気持ちにさせるものですが、一方で食のありがたみを再認識するきっかけにもなると思います。
スーパーにならんだ食肉を見て、そこに命があったことを想起するのはなかなか難しいことです。しかし、間違いなくそこには命があったわけです。また、その食肉にはその命を育てた人々の思いも込められています。
「口蹄疫」が農家の方に与える被害は甚大なもので、一刻も早い解決が望まれます。
ですが、しばらく巷の話題から消えることはないでしょう。
そのとき忘れがちな命への感謝の気持ちを思い出すことが、殺処分される生き物たちへのせめてもの弔いになるのではないかな、と私は考えます。
牛、豚、鶏、そしてそれらを育ててくださっている農家の皆さん、いつもありがとうございます。